公益社団法人 日本表面真空学会



日本表面真空学会とは

公益社団法人日本表面真空学会は、表面と真空に関する科学・技術とその応用についての研究発表、知識の交換、表面科学・真空科学の進歩と人材育成、一般社会への普及・利用促進を図り、もって我が国の学術、産業及び社会の発展と公益の増進に貢献することを目的とします。

公益社団法人日本表面真空学会は、この目的を達成するために次の事業を行います。

(1) 研究成果の討議・交流を目的とした学術講演会、研究会等の開催
(2) 教育・育成を目的とした講習会、セミナー等の開催
(3) 研究成果の公開を目的とした学会誌、学術図書及びデータベース等の刊行
(4) 技術者の資格認定・付与
(5) 規格・標準の調査、制定と推進
(6) その他目的を達成するために必要な事業

[1] 会員の職業分布と地域分布

会員は大学・高専に所属される研究者、国公立研究所・民間企業などの方々で構成されています。会員は全国に分布しています。本部は東京ですが、現在、東北・北海道支部、関東支部、中部支部、関西支部、および九州支部が活躍しています。

[2] 会員の専門

表面科学は物理、化学、電気、機械、生体関連分野など、および、これらの境界領域の学問分野にまたがっていますので、会員の専門も多岐にわたっています。

[3] 会費(年額)

入会金:なし

会員種別 年会費 備考
正会員(個人) 10,000円 会員登録後の名義変更は不可
正会員(法人) 50,000円 会員登録後の名義変更は不可
学生会員(個人) 2,000円 高専・大学等の学籍を有するもの
維持会員(団体) 100,000円 (1口以上)
賛助会員(団体) 40,000円 (1口以上)
購読会員(団体) 15,000円 雑誌の定期購読のみ

正会員には別途シニア割引制度があります。

会費(年額)は本会会計年度(4月1日~翌年3月31日)の一年分に対し前納していただくのを原則としております。

[4] 日本表面真空学会の活動と会合

4-1 会誌「表面と真空」の毎月発行

原著論文、解説論文、ポピュラーサイエンス、技術ノートなどで構成され、「表面分析」「基礎的な表面現象」を扱う専門月刊誌としての定評を得ております。とくに特集号は表面や真空技術に絡む最新テーマを学際的観点から各分野の専門家が執筆し、他誌の追随を許さない興味深い内容との好評を博しています。前身誌を含め、創刊号からのすべての論文・記事が電子化されているので、学会ホームページ上から閲覧できます。ただし、最近1年間の論文・記事のPDFファイルにはパスワードがかけられており、会員以外の方は閲覧できません。

4-2 e-Journal of Surface Science and Nanotechnology の発行

標記の英文電子ジャーナルを科学技術振興機構(JST)の J-Stage 上で発行し、表面科学に関連する学術論文を世界に向けて発信しています。Regular Papers、Review Papers、Superexpress Letters、Technical Notes、Conference Papers の種別の論文を掲載しています。紙印刷版の無い純粋電子ジャーナルですので、原稿の投稿から公開まできわめて迅速に行われます。また、引用文献のWeb上での双方向オンラインリンクが実現しているため、相手方の論文からたどることができ、世界中から多数のアクセスを得て閲覧されています。

4-3 日本表面真空学会 学術講演会

会員の研究成果の発表と討論の場です。基礎科学や多彩な実用・応用分野が討議されます。講演会期間中に会員の興味あるテーマに関してシンポジウムや特別講演も開催しています。

4-4 国際会議

表面科学の世界的動向を敏感に反映した国際会議を3年に1回企画していきます。2017年10月にはInternational Symposium on Surface Science(ISSS-8) をつくば国際会議場で開催しました。

4-5 表面科学基礎講座の開催

経験豊富な講師が電子回折、電子顕微鏡、走査プローブ顕微鏡、オージェ電子分光法、X線光電子分光法、電子線マイクロアナリシス、二次イオン質量分光法など、表面・界面分析に必要な技術の基礎と応用を分かりやすく解説します。東京、大阪で年一回づつ開催され、質疑応答に十分時間が取ってあり初心者はもとより中級者にも好評です。

4-6 表面科学セミナー

表面科学に関する最新の話題をわかりやすく解説します。最近のセミナーでは「三次元情報可視化技術の現状と展望」「グリーンテクノロジー、表面科学の新たな挑戦」「グリーンイノベーションの鍵-太陽電池開発と評価・解析の最前線-」「グリーンイノベーションの鍵-産業応用に向けたナノ材料の表面科学-」などのテーマを扱いました。

4-7 技術者資格認定試験

表面科学に関する技術の向上と技術者の増加を目指し、表面科学に関わる研究、開発、分析、教育等に携わる実務者を対象とし、日本表面科学会が認定する資格です。習得している知識、技術のレベルにより技術者、専門技術者、上級技術者の三段階に設定され、個人に与えられる資格です。

4-8 市民講座

身近な科学テーマ・話題のテーマを取り上げ、一般市民を対象にやさしく楽しい講演会を開いています

4-9 表面科学や真空技術に関する図書の出版

すでに「創立10周年記念 訂版 表面科学の基礎と応用」、「創立25周年記念 新訂版 表面科学の基礎と応用」、「表面分析辞典」、「表面分析図鑑」、「表面・薄膜分子設計シリーズ」1~18巻、「表面分析技術選書」 1~9巻、「ナノテクノロジー入門シリーズ」1~4巻、「真空科学ハンドブック」など多数の図書を出版し、つぎつぎと出版の企画が進んでいます。

4-10 研究部会

専門分野別の研究部会「ソフトナノテクノロジー」「電極表面科学」「触媒表面科学」「放射光表面科学」「表面分析研究」「摩擦の科学」「プローブ顕微鏡」「データ駆動表面科学」があります。自由に参加でき、より深い研究交流ができます。

4-11 支部活動

東北・北海道支部、関東支部、中部支部、関西支部、九州支部の各支部では独自の講演会や研究会・セミナー、市民公開講座などを開催し、地域と密着した活動を行なっています。

[5] 日本表面真空学会に入会すると

正会員・学生会員の場合

5-1-1.会誌「表面と真空」が配布され(学生会員には配布されずWeb上での会誌購読となります)、会員は会誌に自由に投稿することができます。また、最新の論文・記事を閲覧するためのパスワードが与えられます。
5-1-2.日本表面真空学会が主催する学術講演会に参加し、発表することができます。
5-1-3.日本表面真空学会主催の基礎講座・セミナー・シンポジウムなどの参加費や技術者資格認定試験の受験料が割引になります。
5-1-4.日本表面真空学会が編集する図書を割引価格で購入できます。

維持会員の場合

維持会員は上記の各項目のほかに次のような特典があります。
5-2-1.会誌「表面と真空」を口数に応じて毎号2冊以上配布されます。
5-2-2.維持会員機関所属の方は基礎講座・セミナー・あるいはシンポジウムの参加費が大幅に割引になります。また技術者資格認定試験の受験料も割引になります。
5-2-3.学術講演会不参加の場合、要望があれば講演要旨集は無料で送付されます。

賛助会員の場合

5-3-1.会誌「表面と真空」が毎号2冊配布されます。
5-3-2. 賛助会員機関所属の方は基礎講座・セミナー・あるいはシンポジウムの参加費が割引になります。また技術者資格認定試験の受験料も割引になります。
5-3-3.学術講演会不参加の場合、要望があれば講演要旨集は無料で送付されます。

[6] 入会するには

入会申込書に必要事項をご記入の上、学会事務局までご送付下さい(ファクシミリ可)。折り返し会費納入用の振り込み用紙をお送りいたします。会費をお納めいただき、理事会の承認によって入会できます。
入会後勤務先等の変更がある場合、申込書を変更通知書と読み換えてご使用頂くか、または毎月送付される会誌の封筒宛名裏の変更届フォーマットをご利用願います。


Online 入会申込 正会員/学生会員用


※日本表面真空学会は日本学術会議協力学術研究団体です。 日本学術会議HP



日本表面真空学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル5階 TEL:03-3812-0266 FAX:03-3812-2897 Email:

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