公益社団法人 日本表面真空学会



2020年度オンライン真空講習会入門講座

主催

日本表面真空学会

開催日

2020年10月19日(月)12:00 ~ 30日(金)12:00(オンデマンド講義)

締切日

2020年09月23日

会場

オンライン講習会

プログラム

 2020年8月25日(火)~28日(金)に予定しておりました2020年度第60回真空夏季大学(つま恋リゾート 彩の郷)は、新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大防止のため、中止にいたしました。そこで今年度は、真空夏季大学の代わりとして、オンライン真空講習会を11月に開催いたします。しかしながら時間的制約のために、オンライン真空講習会のカリキュラムの中に初歩的な真空技術講座を取り入れることは困難な状況であり、オンライン真空講習会は、真空関連業務従事年数が1年以上で、真空工学の初歩的内容を十分理解されている方を対象としております。そこで、真空関連業務を始めて1年以内の方、オンライン真空講習会を受講する前に初歩的内容を復習したい方を対象として、オンライン真空講習会入門講座を10月19日(月)12時 ~ 30日(金)12時に開催いたします。数式は極力使わないで、図や動画を利用して真空技術の基礎、真空計、真空ポンプ、真空材料等について解説してオンライン真空講習会を受講する際に必要な最低限の知識の習得を目標とします。オンライン真空講習会入門講座のみを受講される方も歓迎いたします。

講 師
 間瀬 一彦(高エネルギー加速器研究機構)

オンデマンド講義受講可能期間
 2020年10月19日(月)12:00 ~ 30日(金)12:00

Webexミーティングによる質疑日時
 2020年10月23日(金)16:10~16:45
 (先着順で同時アクセス最大100名となります。)

ガイダンス
 オンライン真空講習会入門講座のガイダンスはオンデマンド方式で10月19日(月)12時より視聴できるようにいたします。オンデマンド講義視聴前に必ず受講ください。

アンケート
 アンケートはラーニングシステム上で回答できるようにいたします。アンケートの回答内容は今後のオンライン真空講習会等の改善に役立てますのでご協力をお願いします。

ラーニングシステム
 ガイダンス、オンデマンド講座、アンケート等はセキュリティを高めるとともに受講者の負担を軽減するため、ラーニングシステム AirCourse ベーシック上で運営する予定です。

メールによる質問受け付け
 メールによる質問は原則として10月19日(月)~23日(金)に受け付けます。また、質問回数は原則として受講者1名あたり2回といたします。質問に対しては原則として1週間以内に回答いたします。

モデル時間割
 学習効果を最も高める時間割として下記のモデル時間割を推奨します。講義、ガイダンスはオンデマンド形式ですので、10月19日(月)12時から10月30日(金)12時までのいつでも視聴できます。一方、Webexミーティングによる質疑は10月23日(金)16:10~16:45にしか開催されませんのでご注意ください。Webexミーティング による質疑応答は、先着順で同時アクセス最大100名となります。

※モデル時間割は変更になる場合があります。また、オンライン真空講習会は別途申し込みが必要です。

禁止事項
 オンライン真空講習会入門講座を受講するにあたっては下記の行為を禁止します。ご協力お願いします。
(1)講義動画等を受講者以外が視聴すること
(2)ID、パスワード、視聴用URLを第三者に知らせること
(3)講義動画等をパソコンやその他の記録メディアに保存すること
(4)講義動画等をインターネット上のネットワーク配信サイト等へ配布すること
(5)Webex質疑等において他の受講者又は講師に迷惑・不利益を与える行為
(6)その他著作権法等の法令に反する行為

目 的
 オンライン真空講習会を受講する際に必要な最低限の真空技術の基礎を習得することを目的とする。

概 要
 真空関連業務を始めて1年以内の方、オンライン真空講習会を受講する前に初歩的内容を復習したい方を対象として、数式は極力使わずに、図などを利用して真空技術の基礎、真空計、真空ポンプ、真空材料、安全対策等について解説する。

内 容(現時点での予定)
1.真空の基礎
 はじめに、真空の定義、圧力の単位、真空排気中の圧力の時間依存性、残留ガスの成分、真空中の気体分子の個数、気体分子の平均速度、気体分子の平均自由行程、気体分子と真空容器表面との衝突、粘性流と分子流、排気速度と真空排気にかかる時間、コンダクタンス、真空ポンプの実効排気速度

2.種々の真空計とそれぞれの計測原理
 真空計の分類、真空計の測定範囲、ブルドン管真空計、隔膜真空計、熱伝導真空計、ピラニ真空計、電離真空計、冷陰極電離真空計、熱陰極電離真空計、気体の種類による感度の違い、分圧計、四重極型質量分析器、残留ガス分析

3.種々の真空ポンプとそれぞれの排気原理
 真空ポンプの分類、気体輸送式ポンプの種類と性能指標、気体ため込み式ポンプの種類と性能指標、各種ポンプの動作圧力範囲、油回転ポンプ、アイソレイトバルブ、フォアライントラップ、オイルミストフィルタ、ドライ真空ポンプ、多段ルーツポンプ、スクリュー真空ポンプ、ダイアフラムポンプ、ターボ分子ポンプ、複合分子ポンプ、クライオポンプ、スパッタイオンポンプ、非蒸発型ゲッタポンプ、非蒸発型ゲッタコーティング

4.真空用材料・真空部品
 ステンレス鋼、アルミ合金、チタン合金、高融点金属、有機系材料、潤滑剤、コンフラットフランジ、無酸素銅ガスケット、配管部品、ビューポート、クランプ継ぎ手、ベローズ、電流導入、配線材料、スポット溶接、ボルト、ナット、ワッシャー、セラミックス部品、直線導入機、回転導入機、トランスファーロッド、真空バルブ、ガス導入ライン構成部品、大気圧乾燥窒素導入システム、超高真空装置製作技術設計の指針、表面処理法、リークチェック

5.安全、環境保全、省エネルギー
 地震対策、感電防止、漏電防止、電気火災対策、環境保全、省エネルギー、おわりに

テキスト・アンケート
1.講義のPPTファイルを縮小モノクロ印刷したもの
2.アンケート(講座終了後にラーニングシステムを使って提出)

質 疑
 2020年10月23日(金)16:10~16:45にWebexミーティングを開催し、質疑を受け付ける。先着100名限定。メールによる質問は原則として10月19日(月)~23日(金)に受け付ける。また、質問回数は原則として受講者1名あたり2回までとする。質問に対しては原則として1週間以内に回答する。

会 告
 PDFファイルのダウンロード

参加定員

200名(先着順にて定員に達し次第締め切ります。)

費用

日本表面真空学会個人正会員       6,000円
日本表面真空学会法人正会員に属する個人 6,000円
日本表面真空学会維持会員に属する個人  6,000円
日本表面真空学会賛助会員に属する個人  6,000円
日本表面真空学会学生会員        2,000円
協賛団体会員              7,500円
非会員                 10,000円
(テキスト代・消費税を含む)

申込方法

申込みは終了しました。

支払方法

銀行振込(申込受付完了後、請求書を発送します。)

「受講者の都合による取り消し及び不参加」の場合、受講料の払い戻しはいたしません。ただし、受講者の変更は差し支えありません。

協賛

低温工学・超電導学会、電気学会、日本加速器学会、日本機械学会、日本原子力学会、日本材料学会、日本真空工業会、日本半導体製造装置協会、日本分析化学会、日本放射光学会、表面技術協会、プラズマ・核融合学会

備考

問合せ先
公益社団法人日本表面真空学会 事務局
E-mail: office@jvss.jp



日本表面真空学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル5階 TEL:03-3812-0266 FAX:03-3812-2897 Email:

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