2019年5月18日(土) 15:30~17:00
2019年05月17日
東京大学 武田先端知ビル5F 武田ホール(東京都文京区弥生2丁目11-16)
(東京メトロ千代田線 根津駅が最寄駅となります。)
100年以上前にアインシュタインが一般相対性理論から予言した重力波が、2015年9
月14日、ついに米国の長基線干渉計であるLIGOで観測されました。天体の観察は今まで
望遠鏡(光やX線などの電磁波の観測)がほぼ唯一の手段でしたが、天体の衝突や回転で
生ずる時空のさざ波(それはごくわずかで空間歪みの比率で10-21程度以下でしかない)
である重力波を干渉計という新しい観測手段で捉えることが可能になりました。KAGRAも
重力波観測用の基線長3kmのファブリ・ペロー・マイケルソン干渉計であり、飛騨市神
岡町の山の中に建設がちょうど終わったところです。これは加速器よりも大きい超高真空
装置で、内部に極低温サファイア鏡が特殊防振装置で懸架されています。今まで建設途中
での何回かの試運転に続き、いよいよ2019年度の本格運転を目指して現在調整中です。
米国LIGO及び欧州のVIRGOとの干渉計による観測ネットワークを形成し、天文学や宇宙
論の発展に貢献していくことが期待されています。
この特別講演会は本会の会員でない方も自由に聴講できます。皆様の周囲の興味をお持ち
の方々をお誘いの上、多数のご来場をお待ち致しております。
演 題 KAGRAと重力波天文学
講 師 梶田隆章先生(東京大学宇宙線研究所所長)
無料
事前申込みは終了しました。
※当日参加も受け付けます。
会場(武田先端知ビル5F 武田ホール)前の受付までお越し下さい。
講演会終了後、懇親会を開催致します。併せてご参加下さい。
東京大学 武田ホールホワイエ 17:00~19:00
会費 3,000 円(当日受付にてお支払い下さい)
日本表面真空学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル5階 TEL:03-3812-0266 FAX:03-3812-2897 Email: