会誌HPへ戻る
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
|
|
■ 2014年12月24日
会誌12月号オンライン版が公開されました.
12月号は特集『表面・界面の超高速ダイナミクス』をお送りします。
先端的な分光法を駆使して表面・界面の超高速ダイナミクスを研究することに
より、表面構造、吸着分子間の相互作用、バルクおよび表面・界面の電子・キャ
リアのバンド構造の変化などに関する未踏の領域に関する情報がもたらされま
す。これらの研究は高度な技術的・理論的進歩によって表面・界面の最先端の知
見を与えるものです。
2005年11月号
における同じ趣旨の特集“表面におけるレーザー誘起過程とその応用”から
約9年が経過しており、最近の研究成果
を紹介していただくことで、現在の到達点を学ぶとともに、読者の視点からも、
新たな展開への可能性を探る糸口になりうる、という趣旨から本特集が企画され
ました。金属表面上の吸着種の振動ダイナミクス、光ポンププローブSTM、水界
面の超高速振動ダイナミクス、プラズモン誘起人工光合成システムの研究、GaAs
のコヒーレントフォノン、テラヘルツ時間領域分光法による研究について、それ
ぞれの分野のエキスパートにご執筆いただきました。
連載企画
資源問題と表面科学では佐賀大学,嘉数 誠氏による『資源問題と表面科学』を,また談話室の
海外研究体験記では,NTT物性科学基礎研究所,ワン・シェンナン 氏による『New Chapter』をお送りします.
|
■ 2014年11月22日
会誌11月号オンライン版が公開されました.
11月号は特集『有機系太陽電池の最先端』をお送りします。
太陽光発電は再生可能エネルギーの拡大に大きく寄与しています。太陽電池の
発電効率は日進月歩で向上しており,新しいタイプの太陽電池の開発も 進んで
います。そのなかでも色素増感太陽電池や有機薄膜太陽電池などの有機系太陽電
池は,有機材料を用いることにより軽量,フレキシブル,低コス トなどの利点
があります。シリコン系に比べエネルギー変換効率は低いですが,新規材料など
により,実用化に近い段階に達しています。
有機系太陽電池では,無機半導体系太陽電池に比べ分子構造など化学的視点か
らの材料設計も必要となってきます。そこで本特集号では,次世代の有 機系太
陽電池の有機材料や高効率なエネルギー変換に向けた原理・理論的研究に焦点を
当てた企画としました。
談話室
海外研究体験記では,ETHチューリッヒ,柳澤啓史氏による『チューリッヒ研究生活』をお送りします.
|
■ 2014年10月21日
会誌10月号オンライン版が公開されました.
10月号は特集『"The Heinrich Rohrer Medal"創設記念』をお送りします。
日本表面科学会では,新たに国際的な科学賞と成すべくThe Heinrich Rohrer
Medal (ローラーメダル)を創設いたしました。本会会誌ではこの創設を記念し
た特集号を企画し,Dr. Heinrich Rohrer(ローラー)先生を偲ぶ話題や,最先
端の走査型プローブ顕微鏡
(SPM)の研究紹介とともに,「SPM と私」をテーマとした特別企画も掲載いた
しました。ご執筆頂いた内容は,ローラー先生を偲ぶ話題と,走査型トンネル顕
微鏡(STM)や原子間力顕微鏡 (AFM)等によるご自身の学術的成果など多岐に
亘っています。
連載企画
資源問題と表面科学では東北大学多元研,中村崇氏による『資源リサイクル・資源循環型社会を目指して』を,また談話室の
海外研究体験記では,東大物性研,山本達氏による『有意義な海外研究を行う10のヒント』をお送りします.
|
■ 2014年10月8日
青色発光ダイオード開発への貢献に対して,赤ア勇氏,天野浩氏,中村修二氏への
ノーベル物理学賞の授与が決定しました。
おめでとうございます。
表面科学誌では,
2000年3月号(第21巻3号)『特集:窒化物半導体表面の研究の現状』
にて,赤ア先生による巻頭言,赤ア先生と天野先生による解説記事,研究紹介記事を掲載しております。
受賞対象となった研究を日本語でお読みいただけますので,この機会にぜひご覧ください。
|
■ 2014年9月27日
会誌9月号オンライン版が公開されました.
9月号は「水」を利用して表面・界面を制御し,新規な反応や材料を創成する研究を紹介する特集『水の表面化学―水を操る―』をお送りします。
水と固体表面との相互作用の研究は,濡れ,
腐食,潤滑,触媒,電気化学など様々な観点からの膨大な蓄積があります。
近年の本誌面でも,「界面水の構造と制御」(2009年3月)や「酸化物表面の
ウェットプロセス」(2012年6月)のように『構造』や『表面加工』といった視
点で特集が組まれてきましたが,今回は表面・界面で水に働いてもらうための
『制御』の側面を中心に話題を拾ってみました。ひとくくりにできないほど多様
なアプローチがありますが,置かれた環境の下でどうすれば望みの応答が得られ
るのか,水との対話を通して「ツボ」を探る試みの中に「表面科学が切り拓いて
ゆく一つのフロンティアがある」(巻頭言)ことを感じていただければと思いま
す。
連載企画
資源問題と表面科学では筑波大学,吉田昌樹氏による『藻類資源の研究開発』を,また談話室の
海外研究体験記では,阪大,山崎詩郎氏による『ハンブルグでの研究と生活〜ドイツと日本の違い〜』をお送りします.
|
■ 2014年8月23日
会誌8月号オンライン版が公開されました.
8月号は昨年11月につくば国際会議場で開催された第33回表面科学学術講演大会特集号のパート2で,
8件の記事(論文・研究紹介)をお送りします。
その他に総合報告として東大,江沢雅彦氏による『表面科学としてのシリセンの面白さ:実験・理論の現状と今後の展望』を,
連載企画
資源問題と表面科学では国際基督教大学,吉野輝雄氏による『水資源問題の状況』を,また談話室の
海外研究体験記では,東大,シュタウス・スヴェン氏による『The Language of Science』をお送りします.
|
■ 2014年7月24日
会誌7月号オンライン版が公開されました.
7月号は昨年11月につくば国際会議場で開催された第33回表面科学学術講演大会特集号のパート1で,
11件の記事(論文・研究紹介)をお送りします。
連載企画
資源問題と表面科学では立命館大,谷泰弘氏による『ガラス用鏡面研磨材』を,また談話室の
海外研究体験記では,Korea Institute of Enregy Research,ぺ・ビョンチャン(「柄贊)氏による『日本滞在記』をお送りします.
|
■ 2014年6月22日
会誌6月号オンライン版が公開されました.
6月号は,偏光解析法の基礎から,最近の様々な分野への応用までわかりやくす解説する
特集『LSIの配線技術と表面科学』をお送りします.
偏光解析法など偏光ツールを用いた測定手法は,「非破壊である」,「in‐situ測定が可能」,
「測定環境に真空が必要でない」,などのメリットから,半導体製造プロセス等での
膜厚計として広く普及してきました.しかしながら,光学定数をテーブルから引用し
,簡易膜厚計と利用するだけでは,偏光のメリットと情報量をすべて利用しているとは言えません.
新しい偏光解析装置も多く開発されていますが,他の手法と組み合わせた研究が多いので,
偏光ツールが新しくなっていることが見えにくいこともあります.偏光を膜厚計のみではなく,
表面計測のプローブとして考えた時,表面ラフネスや,欠陥,形状情報など様々な情報を
引き出すことができます.偏光解析やほかの偏光ツールを利用した最新の研究トピックを
集めて特集を組みました.
連載企画
資源問題と表面科学では,高効率モーター用磁性材料技術研究組合,作田宏一氏による『高性能磁性材料の開発による高効率モーターの実現を目指して』をお送りします.
|
■ 2014年5月27日
J-STAGEの不具合により,現在,J-STAGEで公開している
オンライン版の記事が
Google,Google Scholar
により検索できない状態にあることが分かりました。復旧は7月末を予定しております。
それまではご不便をおかけしますが,ご容赦下さるようお願いします。
|
■ 2014年5月27日
2014年度の編集委員会の名簿
を更新しました。本年度は,43名の編集委員,7名の電子化委員,および事務担当2名の体制で会誌「表面科学」
(冊子版,オンライン版)を発行してゆきます。どうぞよろしくお願いします。
|
■ 2014年5月26日
第8回および第9回表面科学技術者資格認定試験の日程が決定いたしました。
表面科学技術者資格制度は、表面科学に関する技術の向上と技術者の増加を目指し平成22年度から
スタートした制度です。
日程等は次の通りです。詳細はリンク先の学会ページをご覧ください。
第8回 大阪会場
日時 6月28日 申込締切 6月13日
第9回 東京会場
日時 7月18日 申込締切 7月10日
|
■ 2014年5月26日
会誌5月号オンライン版が公開されました.
5月号は,LSI配線にかかわる最新の研究成果を第一線で活躍している先生方に解説していただく
特集『LSIの配線技術と表面科学』をお送りします.
LSI関係の特集は,これまで表面科学誌に何度か取り上げられてきましたが,
よくよく見返してみると,そのほとんどはトランジスタそのものを構成
している各種界面や表面に着目したものでした.近年トランジスタの
微細化だけでは十分な高速化ができなくなり,どのようにトランジスタを
配置し,それらを配線するかが今まで以上に重要になってきています.
その最たるものが,異種または同種デバイスを積層して貫通電極(Through Silicon
Via; TSV)で接続する積層3次元デバイスです.3次元化することにより
デバイス間の配線長を短くできるばかりでなく,その信号線を増やすことが
できるのでデータ転送速度を高めることができ,省エネルギー化と共に
ハイパフォーマンス化が実現できると考えられています。このように3次元積層の
流れが起きている今こそ,LSIの配線技術の現状に着目して表面科学の重要性
を認識する機会になればと思い,今回の特集を企画致しました.
連載企画
資源問題と表面科学では,東京工業大学,細野秀雄氏による『ありふれた材料を変身させる』を,
また談話室の
海外研究体験記では,JAXA,塩満典子氏による『ハーバード・J.F.ケネディ・スクールに留学して』をお送りします.
|
■ 2014年4月22日
会誌4月号オンライン版が公開されました。
4月号は,有機電子デバイス研究における構造の制御や評価とそれらの電子物性との
関わりについての研究トピックを紹介する特集『有機半導体デバイスにおける構造と電子物性』
をお送りします.有機半導体が発見されてから60年余り,さらに,有機電子デバイスの研究が
一大ジャンルとなって10年余りが経過しましたが,分子配向や結晶構造とそれらの秩序性が
いかにデバイス物性に影響を与えるのかは古くて新しい問題です.
今回の特集では,様々な秩序をいかに制御するか,それをどう評価するか,
それらがキャリア輸送とどう関わるのかなどをテーマとし,最近の研究成果を幅広く
紹介して頂きました.有機固体の分子配列や電子構造の評価は,無機固体よりも
多くの困難を伴います.本特集で紹介させていただいた様々なアプローチが,
今後の皆様の研究に新しいアイデアをもたらすものであることを期待しております.
連載企画
資源問題と表面科学では,産業技術総合研究所,中村守氏による『産業側から見たこれからの希少資源』を,
また談話室の
海外研究体験記では,東京工業大学,早水裕平氏による『シアトルの忘れられない日々』をお送りします。
|
■ 2014年3月19日
会誌3月号オンライン版が公開されました。
3月号は,構造解析法として成熟した手法であるX線吸収分光法の最近の発展や
今後の展望について概観する特集『X線吸収分光法の最前線』をお送りします。
連載企画
資源問題と表面科学では,物質材料研究機構,土谷浩一氏による『資源枯渇時代の材料研究』を,
また談話室の
海外研究体験記では,スイス連邦工科大学,室岡義栄氏による『海外での研究12年:英・米・スイスでの体験記』をお送りします。
|
■ 2014年2月19日
会誌2月号オンライン版が公開されました。
2月号は,高効率なパワー素子実用化に向けて急速に研究が進むワイドギャップ半導体について、
デバイス特性に影響を与える表面・界面の問題に光をあてた特集
『ワイドギャップ半導体・パワー素子の表面科学』をお送りします。
連載企画
資源問題と表面科学では,石油天然ガス・金属鉱物資源機構,平井浩二氏による『金属資源開発の動向と資源確保戦略』を,
また談話室の
海外研究体験記では,東大物性研,和達大樹氏による『カナダでの研究生活』をお送りします。
|
■ 2014年1月21日
会誌1月号オンライン版が公開されました。
1月号は,科学的なエビデンスが求められ,表面科学でよく用いられる分析手法が大いに活躍している化粧品研究の最前線を紹介する,『美肌・化粧品のサイエンス』をお送りします。
新連載企画
資源問題と表面科学では,文部科学省,本間穂高氏による『日本の研究・技術開発をどう展開していくべきか』を,
また談話室の
海外研究体験記では,NTT,章 国強氏による『私の日本での留学及び研究生活』をお送りします。
|
■ 2014年1月3日
新年明けましておめでとうございます。
先日、北斎の浮世絵展を見る機会がありました。
富士山を描いた富嶽三十六景はあまりにも有名ですが、
このほか、「北斎漫画」(気の向くままに漫然と描いた絵)のきめ細かく、
かつユーモアに満ちた人物や風俗、動植物などの描写力には、
200年前の生活や考え方がまざまざと想像でき、大変感銘を覚えました。
さて、昨年の連載企画
「エネルギー問題と表面科学」は如何でしたか。
本年は、新たに「資源問題と表面科学」をテーマとして
「表面科学」の役割や重要性を皆様方と一緒に考えていきたいと思います。
乞うご期待下さい。また「北斎漫画」のような夢中になれる内容も織り交ぜながら、
魅力的で長寿命な(200年は無理かも知れませんが・・・)記事を提供するべく、
編集委員一同、真摯に努力いたします。
最後になりましたが、皆様におかれましては、
今年も実りのある年でありますように、心よりお祈り申し上げます。
平成26年1月
表面科学編集委員長 吉村雅満(豊田工業大学)
|
Copyright (c) 2011-2018 公益社団法人 日本表面科学会
|