会誌「表面科学」

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 第38巻 第10号  2017年10月

Editor's Choice

スピン分解走査型トンネル顕微鏡による磁場中Coナノアイランドの微分コンダクタンス像


表面科学 第38巻 第10号 (2017) p. 508

特集テーマの関連論文

SPMと私
特別企画
Vol. 35 (2014) No. 10 p. 539

原子分解能を持つ非接触原子間力顕微鏡の開発研究
森田 清三, 杉本 宜昭, 阿部 真之
Vol. 31 (2010) No. 1 p. 19

走査プローブ顕微鏡による表面・界面の理論研究
塚田 捷, 田上 勝規, 原田 昌紀
Vol. 31 (2010) No. 2 p. 66

Contents


■ 巻頭言

超高真空走査型プローブ顕微鏡に思う

大岩 烈
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 493


■ 特集:走査型プローブ顕微鏡のフロンティア─実用材料表面計測から最新物性問題への挑戦まで─

(総合報告)
走査プローブ顕微鏡を活用した研究のフロンティア:現状と未来

一杉 太郎
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 494



(研究紹介)
分光イメージングSTMによる電子状態解析

幸坂 祐生,花栗 哲郎
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 502



(研究紹介)
スピン分解走査トンネル顕微鏡による表面磁性の研究

吉田 靖雄,土師 将裕,長谷川 幸雄
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 508



(研究紹介)
原子間力顕微鏡を用いた化学結合理論の検証

杉本 宜昭
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 514



(研究紹介)
原子間力顕微鏡によるナノメカニクスの現状と展望

中嶋 健,伊藤 万喜子,梁 暁斌,松江 要
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 520


■ 連載企画

(伝統産業と表面科学⑩)
刃物の歴史と発展に向けて

細野 幸太
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 526


■ 談話室

(海外研究体験記)
渡航のすすめ

北 翔太
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 528


(開催報告)
日本表面科学会第4回関東支部セミナー「走査型プローブ顕微鏡のフロンティア」開催報告

鷺坂 恵介,大野 真也
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 530


(開催報告)
関西支部における国際活動ISSS-7とSSSN-Kansai報告

松本 卓也
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 531


(開催報告)
実用顕微評価技術セミナー2017

粉川 良平,鷺坂 恵介,大野 真也,近松 彰
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 533


■ 先端追跡

[R-617] ニューロモーフィック・チップ応用を目指した材料開発
内藤泰久
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 534

[R-618] 二次元原子層シートの磁性
中村 淳
Vol. 38, No. 10 (2017) p. 534


■ 編集後記

 STMの発明から35年ほどの歴史を迎えますが,発展した技術であるSPMとしてもさらなる新しい技術が生まれているようです。今回の特集は,SPMによる最前線の研究をご紹介する内容です。この場を借りまして,編集委員一同から執筆者の皆様に厚く御礼を申し上げます。また,ローラー先生の功績を讃える科学技術賞として創設されたHeinrich Rohrerメダルの2回目の受賞式が,今年のISSS-8学会において行われます。表面科学の新しい発展をめざす受賞者の記念講演も楽しみです。 
(佐藤智重)

 2016年10月18日に私は日本表面科学会関東支部第4回関東支部セミナー「走査型プローブ顕微鏡のフロンティア」に参加しました。SPMはやはり代表的な表面分析法であり,そして常に我々に新しい表面の世界を文字どおり「見せ」続けていることを改めて実感しました。そこで本特集号を企画し,講師の先生方にご協力をお願い致しました。表面科学の読者への有益な情報となれば幸いです。最後に本特集号の原稿執筆もご快諾いただいた先生方に厚くお礼を申し上げます。 
(松田 巌)


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