会誌「表面科学」

[前号 (Vol. 37, No. 5)] -[次号 (Vol. 37, No. 7)] [会誌 総目次]

 第37巻 第6号  2016年6月

Editor's Choice


表面科学 第37巻 第6号 (2016) p. 253

Contents


■ 巻頭言

オープンサイエンス時代における日本表面科学会

荻野 俊郎
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 253


■ 特集:研究論文に関わる最近の社会動向

(研究紹介)
オープンアクセスとオープンサイエンスの最近の動向:ビジョンと喫緊の課題

林 和弘
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 258



(研究紹介)
オープンサイエンスと論文著作権

谷藤 幹子
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 263



(研究紹介)
京都大学オープンアクセス方針の目指すもの

天野 絵里子
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 268


■ 連載企画

(安全な社会と表面科学⑥)
科学技術分野における女性の活躍を目指して

奈良崎 愛子
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 273


■ 談話室

(海外研究体験記)
スイス連邦工科大への留学

三宮 工
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 276


■ 表面科学技術者資格認定試験例題

表面科学技術者資格認定試験例題 No. 33


■ 先端追跡

[R-585] ますます広がるX線光電子分光法(XPS)の適用範囲
野平博司
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 279

[R-586] X線散漫散乱によるフォノン分散測定
南部 英
Vol. 37, No. 6 (2016) p. 279


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 140

■ 編集後記

 この特集の担当を依頼されたときには少々困惑した。類似の企画を他所で目にする機会も増えている。なぜ本会誌でこのテーマなのか。たしかに,気づけば目の前の画面を通した情報の受発信が当たり前になり,学協会に求められる役割が変化しているようだ。表面科学の裾野が広がって他分野との重なりが増えた今,動き方次第でその存在が重要にも希薄にもなる分水嶺に本会は立っているようにも感じる。そして入稿された記事を読んで確信した。本誌で特集して正解だったと。この先の方向を考える手がかりとしていただければ幸いである。 
(赤木和人)

 本特集は,最近の全世界的な研究成果のオープン化に注力し,オープンアクセスの動向を,この分野で活躍されている第一人者の方々に執筆を依頼させて頂きました。研究論文をすべてオープンアクセスにすべきなのか,オープンサイエンスとはどのような価値をもたらすのか,背景と現状,さらに課題を,とてもわかりやすくまとめて頂きました。ジャーナル購読料金が高騰の一途をたどり,財政が圧迫されている研究機関が,次にとるべきアクション策定に大変参考となる貴重な特集号となりました。お忙しいなか執筆頂きました皆様に深く感謝申し上げます。  
(高井まどか)


Contents


[前号 (Vol. 37, No. 5)] [次号 (Vol. 37, No. 7)] [会誌 総目次]