■ 巻頭言
■ 特集:研究論文に関わる最近の社会動向
■ 連載企画
■ 談話室
■ 表面科学技術者資格認定試験例題
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
この特集の担当を依頼されたときには少々困惑した。類似の企画を他所で目にする機会も増えている。なぜ本会誌でこのテーマなのか。たしかに,気づけば目の前の画面を通した情報の受発信が当たり前になり,学協会に求められる役割が変化しているようだ。表面科学の裾野が広がって他分野との重なりが増えた今,動き方次第でその存在が重要にも希薄にもなる分水嶺に本会は立っているようにも感じる。そして入稿された記事を読んで確信した。本誌で特集して正解だったと。この先の方向を考える手がかりとしていただければ幸いである。 (赤木和人)
本特集は,最近の全世界的な研究成果のオープン化に注力し,オープンアクセスの動向を,この分野で活躍されている第一人者の方々に執筆を依頼させて頂きました。研究論文をすべてオープンアクセスにすべきなのか,オープンサイエンスとはどのような価値をもたらすのか,背景と現状,さらに課題を,とてもわかりやすくまとめて頂きました。ジャーナル購読料金が高騰の一途をたどり,財政が圧迫されている研究機関が,次にとるべきアクション策定に大変参考となる貴重な特集号となりました。お忙しいなか執筆頂きました皆様に深く感謝申し上げます。 (高井まどか)
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