■ 巻頭言
■ 特集:水素の取り扱い方
■ 連載企画
■ 談話室
■ 表面科学技術者資格認定試験例題
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
早いもので,会誌「表面科学」の編集委員となって7年,電極表面科学部会の部会長を引き継いでからも1年半が経過した。にもかかわらず,特集号の企画では未だに犬飼先生(山梨大)に頼ってばかりであり,本号でも「水素の取り扱い方」について企画していただいた。本年2月号で「水素の作り方」を特集したが,それに引き続き,『水素社会』実現に期待して特集したものである。資源の少ない日本において,水素エネルギーの研究・開発は急務であり,そのためにも「作り方」だけでなく「取り扱い方」を熟知することで,貴重な資源を誰もが無駄なく安全に使う社会への第一歩となるであろう。 (近藤敏啓)
本特集の編集は,電極表面科学研究部会が進めてまいりました。水素社会の実現には,社会インフラの大きな再構築を必要とします。それに直結する水素の貯蔵,輸送,さらにはハンドリングといった分野の,最前線の研究者の方々に解説をご執筆いただきました。目的志向の応用研究側から基礎研究を鑑みるのも,面白いことではないかと思います。異なった分野の読者に向けて丁寧なご執筆をいただきました著者の皆様に,感謝いたします。 (犬飼潤治)
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