■ 巻頭言
■ 特集:マテリアルズ・インフォマティクス―表面科学のビッグ・データの構築―
■ 論文
■ 連載企画
■ 談話室
■ 表面科学技術者資格認定試験例題
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
マテリアルズ・インフォマティクスの研究は,近年,米国を中心に「第4の科学」として急速に立ち上がってきております。このインフォマティクスの研究について,日本表面科学会の会員の方々に興味を持っていただきたく,今回の特集号を企画いたしました。
生物のDNAは4種類の塩基のみですが,「材料科学のDNA」である周期律表には118種の元素があり,化合物まで含めると,その組み合わせは天文学的数字です。この極度に複雑な事象を知識体系化するためには,「研究の切り口」の絞り込みが有用と考えられます。表面・界面は「材料の切り口」であり,多くの化学反応や物理現象の発現の舞台であることも相まって,今後,「表面科学」はマテリアルズ・インフォマティクスが活躍する重要なフィールドになると思われます。
今回,マテリアルズ・インフォマティクスの研究分野における国内の著名な研究者の方々に,ご執筆賜りました。著者の皆様には大変ご多忙のところ,ご入稿を賜りましたこと,心よりお礼申し上げます。また,本特集号をまとめるにあたり,当学会会誌電子化委員の門平卓也氏にご助言をいただきましたことも,あわせてお礼申し上げます。(三井 正)
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