■ 巻頭言
■ 特集:第34回表面科学学術講演会特集号[III]
■ 連載企画
■ 談話室
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
大量のデータを処理して自律機能するロボットが想定外の判断を始め,現場が混乱する。最近読んだ70年前のSFだが,ビッグデータ解析に潜む危険性を予見した話とも読める。主人公は,極端な状況を作ってその問題を炙り出し,危機を回避した。その鍵は,全体を俯瞰する視点だった。表面科学会とそのコアである学術講演大会は,表面をキーワードにした学際融合を教えてくれた貴重な学会です。個々のプロセスの精度向上のみならず,広い視野で統合する思考を鍛える機会を大切にするとともに,特集号に際し講演大会委員会と査読の先生方に感謝します。
(眞田則明)
今月号も,島根県松江市のくにびきメッセで開かれました第34回表面科学学術講演会で注目された講演を特集しています。表面科学は様々な材料・物質を表面という観点から捉えるため,様々な学術,産業分野に対応でき,今後とも必要となる分野であると感じます。本特集が,基礎科学・社会に役立つ新たな知見を築いていただく一助になりましたら光栄です。最後に,執筆いただいた先生方,ご査読いただいた先生方,お忙しいところたいへんありがとうございました,厚く御礼申し上げます。
(篠原正典)
|
|