会誌「表面科学」

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 第36巻 第1号  2015年1月

Editor's Choice

Fe-Ag型ACM(Atomospheric Corrosion Monitor)
センサ


表面科学 第36巻 第1号 (2015) p. 35

特集テーマの関連論文

鉄鋼産業における表面科学の役割
笹川 薫
Vol. 32, No. 5 (2011) p. 254

亜鉛系表面処理鋼板の最近の進歩
鷺山 勝
Vol. 22, No. 2 (2001) p. 86

プレコート鋼板の最近の進歩
金井 洋
Vol. 22, No. 2 (2001) p. 101

亜鉛系めっき皮膜の構造と耐食性
橋本 哲
Vol. 22, No. 2 (2001) p. 128

塗布型クロメートの皮膜構造と防食性
須田 新
Vol. 22, No. 2 (2001) p. 136

鉄系金属およびステンレス鋼の不働態皮膜
藤本 慎司, 柴田 俊夫
Vol. 19, No. 12 (1998) p. 812

KFMを用いた金属表面の腐食反応の解析
升田 博之
Vol. 18, No. 2 (1997) p. 72

走査型振動電極による局部腐食反応のin situ観察
石川 雄一, Hugh S. ISAACS
Vol. 15, No. 7 (1994) p. 426

自動車車体用鋼板の腐食
三吉 康彦, 北山 實
Vol. 6, No. 2 (1985-1986) p. 145

Contents


■ 新年のご挨拶

若手・産業界・地域・国際連携が盛り上げる表面科学を!

尾嶋正治
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 1


■ 巻頭言

インフラの腐食防食,長寿命化への表面科学の期待

中山武典
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 3


■ 特集:腐食,防食の表面科学―インフラの長寿命化に貢献する表面科学―

(総合報告)
大気腐食評価手法に関する最近の進歩

篠原正
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 4



(研究紹介)
ラマン分光法を用いた金属材料の腐食生成物のin-situ測定

大塚俊明
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 12



(研究紹介)
硫化物系介在物のマイクロ電気化学特性とステンレス鋼の孔食発生機構

千葉亜耶,武藤泉,菅原優,原信義
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 18



(研究紹介)
屋外環境における大気腐食モニタリング

片山英樹
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 24



(研究紹介)
大気環境における構造用鋼材の腐食表面性状とその経時性予測

貝沼重信
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 29



(研究紹介)
沖縄における構造用材料の大気腐食と腐食環境評価

押川渡,中野敦
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 35



(研究紹介)
レーザーによる反応位置制御と電気化学を用いる腐食測定

坂入正敏,蔭山明宏,高木翔悟
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 41


■ 連載企画

(環境問題と表面科学@)
環境問題の解決に向けた我が国の研究開発政策

吉川和身
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 47


■ 談話室

(海外研究体験記)
東と西と

南部英
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 49


■ 表面科学技術者資格認定試験例題

表面科学技術者資格認定試験例題 No. 17


■ 先端追跡

[R-551] らせん状電子波を持つ電子ビーム
三田村茂宏
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 52

[R-552] 固体酸化物形燃料電池の動作温度の低温度化
三井正
Vol. 36, No. 1 (2015) p. 52


■ 編集後記

 居住空間の安全確保のため,インフラの寿命や信用性は最も重要な課題の一つだろう。しかしながら,腐食・防食の研究は普段の表面科学会での研究分野から離れているため,我々の知識が追い付かず,企画段階から多くの方々(金属学会や腐食防食学会の方々も)にお手伝いいただいた。勉強になりました。執筆して下さった先生方,査読を引き受けてくださった先生方,ありがとうございました。 
(板倉明子)

 ホッカイロにお世話になることも多い季節ですが,その熱源は御存知のとおり,鉄粉が「錆びる」ことにより発生します。数10年単位で起こる海塩による橋梁の劣化現象も,数時間に圧縮すると手のひらで実感できる,という典型的事例かもしれません。時の流れる速さの違いが引き起こす事象の違いに不思議さをおぼえます。今回,ご執筆いただいた著者の皆様には,大変ご多忙のところ,締め切り前の御入稿を賜り,まことにありがとうございました。常に「印刷所の締め切り」という時間に追われている編集委員として,心よりお礼申し上げます。 
(三井 正)


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