会誌「表面科学」

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 第35巻 第7号  2014年7月

Editor's Choice

銀ナノ粒子間のギャップモードを利用した
表面増強ラマン散乱

表面科学 第35巻 第7号 (2014) p. 345

Contents


■ 巻頭言

つくばで開催された2013年真空・表面科学合同講演会

藤田大介
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 339


■ 特集:第33回表面科学学術講演会特集号[T]

(論文)
カーボンナノチューブへのピレン吸着:エナジェティクスとダイナミクス

胡春平,嶋田恵,岡本裕司,土方啓暢,渡辺一之
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 340



(論文)
表面増強ラマン散乱におけるギャップモードの重要性

半田紗織,鈴木悠宜,千葉駿人,二又政之
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 345



(論文)
クラスターSIMS法による脂質分子の高感度検出とイメージングへの応用

藤井麻樹子,宍戸理恵,鳥居聡太,中川駿一郎,瀬木利夫,青木学聡,鈴木茂,松尾二郎
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 351



(論文)
ペロブスカイト酸化物への水素イオン導入によって誘起される抵抗スイッチング効果の発現機構

花田明紘,三浦寛基,野津武志,大沢仁志,伊奈稔哲,鈴木基寛,河村直己,水牧仁一郎,宇留賀朋哉,木村滋,岸田悟,木下健太郎
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 356



(研究紹介)
バイアス印加硬X線光電子分光法によるゲートスタック構造内のポテンシャル分布の直接観測

山下良之,吉川英樹,知京豊裕,小林啓介
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 361



(研究紹介)
柔らかい酵素電池

三宅丈雄,小川雄大,西澤松彦
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 365



(研究紹介)
ピコ秒時間分解X線回折法を用いた金ナノ結晶内における光誘起コヒーレント振動の直接観測

一柳光平,関口博史,野澤俊介,佐藤篤志,足立伸一,佐々木裕次
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 371



(研究紹介)
Coナノアイランドの磁化反転メカニズム

岡博文,Safia OUAZI,Sebastian WEDEKIND,Guillemin RODARY,Dirk SANDER,Jürgen KIRSCHNER
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 377


■ 論文

(論文)
有機物のナノスケール分析とマッピングを目的としたLaser-SNMS分析装置の開発―ブレンドポリマー相分離構造の直接観察―

石川丈晴,柏木隆宏,坂本哲夫,三澤健太郎,藤井正明,蜂谷正樹,野田浩之,遠藤克己
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 383


■ 連載企画

(資源問題と表面科学F)
ガラス用鏡面研磨材

谷泰弘
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 389


■ 談話室

(海外研究体験記)
日本滞在記

ぺ ビョンチャン
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 391


■ 表面科学技術者資格認定試験例題

表面科学技術者資格認定試験例題 No. 11


■ 先端追跡

[R-539] 血中循環がん細胞の検出を目指したナノ構造デバイス
高井まどか
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 394

[R-540] フォトニック結晶におけるトポロジカル・エッジ状態
長尾忠昭
Vol. 35, No. 7 (2014) p. 394


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 119

■ 編集後記

 7月号は2013年11月26日〜28日,つくば国際会議場にて行われた第33回表面科学学術講演会と日本真空学会との合同講演会を特集した。依頼講演並びに受賞講演が68件,一般講演が326件に及ぶ多彩で興味深い学術講演会となった。合同シンポジウムでは東日本大震災以降,エネルギー問題の重要性が増す中で,エネルギー問題の解決に真空と表面科学の役割について議論された。  7月号編集にあたり,前編集委員長 吉村先生をはじめ,電気通信大 中村 淳先生には特にお世話になりました。紙面をお借りしてお礼を申し上げます。
(中村篤志)

 今月号は表面科学学術講演会の論文特集号です。通常のテーマ特集号とは異なり,毎年の会員のアクティビティや表面科学分野の最先端研究動向を俯瞰することができます。本号の盛り上がりが表面科学自体の今後の発展を占うと言っても過言ではないでしょう。昨年の学術講演会に残念ながら参加叶わなかった会員の皆様におかれましては,本号をご覧になって学会のアクティビティの高まりを実感していただけましたら幸いです。 
(中村 淳)


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