会誌「表面科学」

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 第34巻 第4号  2013年4月

Editor's Choice

イオン液体中でのペンタセン結晶成長

表面科学 第34巻 第4号 (2013) p. 198
Contents


■ 巻頭言

『イオン液体』特集にあたって

西川恵子
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 165


■ 特集:イオン液体研究の発展と表面・界面への展開

(総合報告)
イオン液体界面研究の進歩と展開

大野弘幸,一川尚広,河野雄樹
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 166



(研究紹介)
和周波発生振動分光を用いたイオン液体の表面・界面分子配向

大内幸雄
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 173



(研究紹介)
全反射XAFS法によるイオン液体対イオンの水溶液表面での溶媒和構造に関する研究

今井洋輔,李慧慧,瀧上隆智,松原弘樹,荒殿誠
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 179



(研究紹介)
スパッタ法でイオン液体中に調製する金ナノ粒子:粒径決定因子は?

西川恵子,畠山義清
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 185



(研究紹介)
イオン液体による均一系触媒のソフト固定化とリサイクル型有機合成

萩原久大
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 192



(研究紹介)
イオン液体を介した真空蒸着法による薄膜形成技術の開発

武山洋子,丸山伸伍,松本祐司
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 198



(研究紹介)
イオン液体を利用した有機半導体デバイスの開発

小野新平,坂上知,関志朗
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 204


■ 連載企画

(エネルギー問題と表面科学C)
熱電変換による廃熱利用

舟橋良次
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 210


■ 談話室

(海外研究体験記)
米国の田舎と都市

村田祐也
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 213


■ 先端追跡

[R-509] 新しいナノ材料としてのナノ結晶セルロース
藤井政俊
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 215

[R-510] FM-AFMによる溶液中の固液界面の計測
三田村茂宏
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 215


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 108

■ 追悼文

公益社団法人 日本表面科学会名誉会員 吉森昭夫先生弔辞

森田清三
Vol. 34, No. 4 (2013) p. 217


■ 編集後記

 従来の“液体”と異なるイオン液体は,構成イオンのデザインにより新たな機能性が発現することなどから多種多様な物性を有し,多くの新規媒体利用の可能性を秘めています。本特集号では,イオン液体そのものの物性とその界面の物性といった基礎研究をはじめ,イオン液体を使用した薄膜・デバイス形成といった応用研究まで幅広くカバーしており,すでにイオン液体研究に従事されておられる研究者のみでなく,より多くの人にイオン液体研究の可能性を感じていただければと思っています。
(坂本一之)

 今回の特集においては,イオン液体研究の新展開を執筆者の先生方にご紹介していただきました。表面・界面の分野にイオン液体が新たなフロンティアをもたらしていることを明示していただきまして,担当者としても感謝申し上げる次第です。私自身もイオン液体を利用した固体触媒の研究を進めております。対イオンに各種金属イオンを導入したり,また官能基の導入が比較的容易なこともあり,研究者に様々な自由度を与えてくれることがイオン液体研究の魅力の一つではないかと思います。今後とも微力ながら継続していきたいと思います。
(佐々木岳彦)


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