■ 巻頭言
■ 特集:イオン液体研究の発展と表面・界面への展開
■ 連載企画
■ 談話室
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 追悼文
■ 編集後記
従来の“液体”と異なるイオン液体は,構成イオンのデザインにより新たな機能性が発現することなどから多種多様な物性を有し,多くの新規媒体利用の可能性を秘めています。本特集号では,イオン液体そのものの物性とその界面の物性といった基礎研究をはじめ,イオン液体を使用した薄膜・デバイス形成といった応用研究まで幅広くカバーしており,すでにイオン液体研究に従事されておられる研究者のみでなく,より多くの人にイオン液体研究の可能性を感じていただければと思っています。
(坂本一之)
今回の特集においては,イオン液体研究の新展開を執筆者の先生方にご紹介していただきました。表面・界面の分野にイオン液体が新たなフロンティアをもたらしていることを明示していただきまして,担当者としても感謝申し上げる次第です。私自身もイオン液体を利用した固体触媒の研究を進めております。対イオンに各種金属イオンを導入したり,また官能基の導入が比較的容易なこともあり,研究者に様々な自由度を与えてくれることがイオン液体研究の魅力の一つではないかと思います。今後とも微力ながら継続していきたいと思います。
(佐々木岳彦)
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