■ 巻頭言
■ 特集:中性子による構造解析の最先端
■ 談話室
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
中性子利用技術は「表面科学」の特集として取り上げられたことがないので企画提案しました。ところが他誌の調査が不十分で,「真空」の2010年12号が“中性子ビームを利用した物質・材料研究の最近の動向”を,「非破壊検査」の2011年2号が“中性子による材料評価技術”を特集していたことがわかり愕然としました。しかしながら本特集も含め中性子利用技術が様々な角度から捉えられているので,発行時期も近いことから,他誌も含めて読んでいただければ全貌を見渡すことができて非常によかったのではないかと思っております。
(笹川 薫)
表面科学を研究とする者として,通常の観察や分析に使用している各種プローブに比べ,中性子は限られた大規模の施設を利用するためか,その利用は一部の研究者に限られていたかと思います。今回の特集号で,最先端の中性子利用技術の研究を拝見して,表面科学の分野でも新しい応用へ利用できるチャンスが増えることが期待できそうです。私もこれを機に,より深く勉強させて頂きたいと思っています。ご多忙の中,ご執筆いただきました先生方には,この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
(佐藤智重)
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