■ 新年のご挨拶
■ 巻頭言
■ 特集:ソフト材料表面の解析と生体機能表面の創製
■ 談話室
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
有機材料表面は,金属などのいわゆるハードマテリアルに比べて分子およびその集合体レベルでの運動を起こしやすく,
ソフト材料と呼ばれることがあります。
特に,細胞などの生体成分と接触する環境下においては,表面周囲には水が存在するために,
さらにソフトな表面状態にあります。本特集では,最新情報として,表面構造解析方法に関する研究から,
生体成分に関連する表面の創製に関する研究を紹介していただきました。
表面科学を研究されている方々に,広く参考になる特集になれば幸いです。
(菅谷博之)
『ソフト材料』として先ず思い浮かべる材料は生体材料と人工高分子ではないでしょうか。
これらソフト材料では,接している環境に応じ物性ばかりでなく構造までもが大きく変化する,
というハード材料にはない特性を持っています。本特集では,材料そのものの持つ動的性質から材料と
生体成分(水を含む)との相互作用による界面挙動について,執筆者の皆様に最新の研究結果を元に丁寧に
解説していただきました。本特集が皆様の今後の研究の一助になれば幸いです。
最後に,短い期間で執筆していただきました各先生方に厚く御礼申し上げます。
(藤井政俊)
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