会誌「表面科学」

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 第31巻 第5号  2010年5月

Editor's Choice

顕微メスバウア分光装置の概略図

表面科学 第31巻 第5号 (2010) p. 255
Contents


■ 巻頭言

メスバウア効果の発見から50年

那須三郎
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 223


■ 特集:メスバウア分光

(研究紹介)
放射光核共鳴散乱による新しいメスバウアー分光法

瀬戸 誠
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 224



(研究紹介)
インビーム・メスバウアー分光法と理研RIビームファクトリー(RIBF)

小林義男
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 230



(研究紹介)
メスバウアー分光による光誘起電荷移動相転移の研究

小島憲道,木田紀行,榎本真哉
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 237



(研究紹介)
メスバウアー核から見たカゴ状物質のフォノン

筒井智嗣
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 244



(研究紹介)
スピントロニクスとメスバウアー分光

壬生 攻
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 250



(研究紹介)
顕微メスバウア分光装置の開発と応用

〓田 豊,副島啓義 (〓は土吉)
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 255


■ 談話室

第5回放射光表面科学部会シンポジウム

大門 寛
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 261



第11回電子分光電子構造国際会議

大門 寛
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 262



放射光表面科学部会セッション 「高輝度放射光ビームラインが拓く表面研究」

大門 寛
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 264


■ 先端追跡

[R-439] 逆Faraday効果と超高速磁化制御
小西健久
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 265

[R-440] ZnO基板とパルスレーザー堆積(PLD)法を用いた, 窒化物半導体の室温層状結晶成長
嘉数 誠
Vol. 31, No. 5 (2010) p. 265


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 76 

■ 編集後記

 学生の頃メスバウア分光測定を経験したことがあり, 今回の特集号の企画・編集を担当させていただきました。 メスバウア分光法は特定元素の微視的な磁性や電子構造を明らかにすることができ, 物性科学をはじめ様々な分野で大活躍しております。一方で, この測定法は元素ごとの放射性同位体(RI)線源が必要であったり 解析が複雑であったりするため, 一般の研究者が気軽に測定できないという一面があるのも否めません。 本特集号ではRI線源が必要ない測定法など最先端の研究を紹介させていただきました。 今後一般の研究者と最先端のメスバウア分光法とがタッグを組むことができれば, 様々な研究が強力に推し進められることと思います。
 ところで,編集にあたり,「メスバウア」または「メスバウアー」 のどちらで表記するかについて議論になりました。 メスバウア(メスバウアー)分光学会に確認させていただいたところ, どちらに統一するか十分議論されていないとのことでした。 さらに執筆者の方々も表記に関してこだわりをもっておられることも感じました。 そのため,本特集号では送られた著者の意向を尊重し, 原稿のタイトルを反映した形となっております。
 最後になりましたが,本特集号に快く研究紹介を寄稿していただきました執筆者の方々に 深く感謝申し上げます。
(近松 彰)


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