■ 巻頭言
■ 特集:メスバウア分光
■ 談話室
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
学生の頃メスバウア分光測定を経験したことがあり,
今回の特集号の企画・編集を担当させていただきました。
メスバウア分光法は特定元素の微視的な磁性や電子構造を明らかにすることができ,
物性科学をはじめ様々な分野で大活躍しております。一方で,
この測定法は元素ごとの放射性同位体(RI)線源が必要であったり
解析が複雑であったりするため,
一般の研究者が気軽に測定できないという一面があるのも否めません。
本特集号ではRI線源が必要ない測定法など最先端の研究を紹介させていただきました。
今後一般の研究者と最先端のメスバウア分光法とがタッグを組むことができれば,
様々な研究が強力に推し進められることと思います。
ところで,編集にあたり,「メスバウア」または「メスバウアー」
のどちらで表記するかについて議論になりました。
メスバウア(メスバウアー)分光学会に確認させていただいたところ,
どちらに統一するか十分議論されていないとのことでした。
さらに執筆者の方々も表記に関してこだわりをもっておられることも感じました。
そのため,本特集号では送られた著者の意向を尊重し,
原稿のタイトルを反映した形となっております。
最後になりましたが,本特集号に快く研究紹介を寄稿していただきました執筆者の方々に
深く感謝申し上げます。
(近松 彰)
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