受講者募集
本セミナーは、電子顕微鏡や質量分析装置など各種材料分析装置の原理や特性を基礎から理解し、分析結果を正しく解釈するスキルを身に着けていただくことを主たる目的としています。
また、最新の分析技術動向や高度な分析事例を勉強していただく場でもあります。
想定している受講者は企業や大学の若手研究者、若手技術者、大学院学生ですが、組織や産学の壁を越えた人材交流を通じて材料分析分野のコミュニティーを形成することも目的としておりますので、若手に限らず幅広い年齢層の方々にご参加いただけます。
本セミナーの特徴は、通常の座学に加えて、講師・参加者全員が互いに議論を深め合う総合ディスカッションを行うことにあります。
総合ディスカッションでは、講義内容の範疇にとどまらず、日頃の業務や研究の中での疑問点、解決に困っている課題などを講師の皆さまや他の参加者と共に討論することで、より実践的・具体的な知識を身につけていただくとともに、装置開発者側、装置利用者側の双方にとって有益な情報交換の場となることを目的としています。
また、総合ディスカッションを効果的に活用して積極的に議論に参加していただくため、参加者の皆様には事前質問を提出していただくこととなっております。
2025年度は「ミクロ領域の観察・分析が可能な走査電子顕微鏡法とその周辺技術」と題して、下記のプログラムで開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
最新プログラム (2025年度)
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開催テーマ:ミクロ領域の観察・分析が可能な走査電子顕微鏡法とその周辺技術
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開催日:2025年4月24日(木)〜25日(金)
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開催場所:島津製作所 Shimadzu Tokyo Innovation Plaza(神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25-40)
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主催:日本表面真空学会 マイクロビームアナリシス技術部会
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セミナー受講料:受講料一覧参照
※ 今回は対面開催のためA表が適応されます。
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テキスト代:受講料に含まれます。
※ 受講はせずにテキストのみの購入も可能です(1部 8,000円)。
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技術交流会(名刺交換会):無料
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参加申込期間:2025年2月中旬〜2025年3月21日(金)
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定員:現地参加/30名程度
※ 原則先着順ですのでお早めにお申し込みください。
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プログラム(敬称略):
4月24日(木) |
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12:50-13:00 |
開会の辞 |
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13:00-14:00 |
「SEMとその応用技術の概要」 |
本間芳和 (東京理科大学)
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14:00-15:00 |
「二次電子放出の基礎」 |
永富隆清 (旭化成株式会社)
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15:00-15:50 |
休憩、実験装置見学(最大36名程度)
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15:50-16:50 |
「EPMAの基礎と応用」 |
小野卓男 (株式会社島津製作所)
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16:50-17:30 |
「EPMAの定量分析と最新のアプリケーション」 |
脇元理恵 (日本電子株式会社)
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17:30-19:30 |
技術交流会(名刺交換会):参加費無料
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4月25日(金) |
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9:00-9:40 |
「EBSDの原理と応用」 |
鈴木清一 (株式会社TSLソリューションズ)
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9:40-10:20 |
「電子線を使った発光分光分析技術」 |
秋山久 (株式会社堀場製作所)
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10:20-10:40 |
休憩
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10:40-11:20 |
「FIB-SEMの基礎と応用」 |
仲野靖孝 (株式会社日立ハイテク)
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11:20-12:00 |
「SEM-EDX及びEPMAを駆使した材料評価」 |
堤田秋洋 (株式会社東レリサーチセンター)
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12:00-13:00 |
昼休憩
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13:00-17:00 |
総合ディスカッション(ショートプレゼンテーションを含む) |
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17:00-17:10 |
閉会の辞 |
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受講登録について
受講を希望される方は、以下のボタンから受講登録を行ってください。
MBA法人部会員は、1口の受講料で各法人に認められた個人部会員数+1名までお申し込みいただけますが、受講登録は各人ごとに行っていただくようお願いします。
MBA法人部会員として申し込みいただいた場合の受講料は、当該法人の参加人数で等分して請求いたします(ただし、1000円未満切り上げ)。
なお、会員法人所属の方が個人会員資格で申し込みいただいても問題はございません(受講料は当該個人の会員資格に依存)。
受講登録期限
希望者多数の場合は先着順となりますので、お早めにお申し込みください。
受講料の支払いについて
- 受講料の支払いは請求書払い(銀行振込)のみご利用いただけます。振込先は請求書に記載されています。また、振り込み手数料はご負担願います。
- 請求書は受講申し込み締め切り後に日本表面真空学会事務局からお送りします(メールあるいは郵送)。
- 複数の参加者の受講料を一括払いしたい場合には、セミナー事務局にご相談ください。
- 受講料はセミナー開催日の概ね1週間前までにお支払いください。経理手続き上期限に間に合わない可能性がある場合は、事前にお知らせください。事前のご連絡がなく、セミナー当日までに入金が確認できない場合、会場にて支払い状況について質問させていただくことがございます。
- 銀行が発行する受領書をもって領収証に代えさせていただきます。
参加取り消しについて
Webからは参加取り消しの手続きはできません。
お手数ですが、セミナー担当幹事(登録時のメールに連絡先が記載されています)までご連絡ください。
また、受講料振り込み後のキャンセルの場合、返金は致しかねますので、予めご了承ください。
事前質問事項の送付について
本セミナーでは、二日目午後の総合ディスカッションを有効に活用していただくため、原則として全受講者の方に講師の皆様に対する事前質問事項を提出していただいています。
質問内容は(1)測定原理に関わる質問、(2)データ解析・分析に関わる質問、(3)試料処理等に関わる質問、(4)新材料・難分析材料、(5)機能・性能へのニーズ、(6)その他の質問等の6つの項目に別れています。
ただし、項目の分類は厳密ではありませんので、お気軽にご記入ください。
また、各質問に対して回答希望講師名の選択肢がありますが、特に指定がなければ無選択で構いません。
お送りいただいた事前質問は、セミナーに先立って講演者の皆様にご覧いただき(質問者は伏せて、質問のみ提示します)、あらかじめ回答のご準備をして頂く予定です。
質問によっては守秘義務や社外秘等の関係であまり具体的な内容を書けないこともあろうかと思いますが、その際は、セミナー当日のディスカッションの中で、質問の趣旨を補足いただければと思います。
事前質問送付期限
事後アンケートへのご協力のお願い
この度は、マイクロビームアナリシス研修セミナーにご参加いただき、ありがとうございます。
今後のセミナー運営の参考とさせていただくため、事後アンケートにご協力をお願いいたします。
質問内容は、(1)興味を持たれた講演、(2)改善を要する点、(3)今後希望するテーマ、(4)その他ご意見等、となっております。
10分程度で完了しますので、少しばかりのお時間を割いていただけると幸いです。
事後アンケートは、セミナー終了後2週間以内にお送りください。
セミナー受講料一覧
A表:対面あるいはハイブリッド開催の場合
区分 |
MBA会員 |
JVSS・協賛会員 *1 |
非会員 |
個人 |
20,000円/人 |
30,000円/人 |
60,000円/人 |
法人 |
*2 30,000円/口 |
*3 40,000円/人 |
学生 *4 |
0円/人 |
5,000円/人 |
20,000円/人 |
B表:オンラインのみで開催の場合
区分 |
MBA会員 |
JVSS・協賛会員 *1 |
非会員 |
個人 |
10,000円/人 |
15,000円/人 |
30,000円/人 |
法人 |
*2 15,000円/口 |
*3 20,000円/人 |
学生 *4 |
0円/人 |
3,000円/人 |
10,000円/人 |
* MBA: マイクロビームアナリシス技術部会、JVSS: 日本表面真空学会
*1 JVSSのみの会員及び本セミナーの協賛学協会員の方に対する受講料です。セミナー参加申込時にMBAやJVSSへの入会申込も可能です(セミナー開催年度からの加入として取り扱います)。この場合は、会員価格でセミナーにご参加いただけます。
*2 MBA法人部会員は、1口の受講料で各法人に認められた個人部会員数+1名までお申し込みいただけます。お申し込みは口単位ですので、例えば個人部会員数2名の法人部会員の場合、4人お申し込みの場合は2口分の受講料を申受けます。受講料は原則として受講者数で人数割した金額(1000円未満切り上げ)を各受講者毎にお支払いいただきますが、全員分を一括でお支払いいただくことも可能です。一括払いをご希望の場合は受講登録時にご指示ください。なお、法人所属の方が個人資格で申し込みいただいても問題はございません(当該個人の会員資格に依存して受講料が変わります)。
*3 JVSS法人会員は法人正会員、維持会員、賛助会員を対象とします(購読会員は対象外)。
*4 セミナー開催時点での高専、大学、大学院の学生を対象とします。
協賛学協会等一覧
現在、本セミナーの協賛学協会はありません。
マイクロビームアナリシス研修セミナーについて
マイクロビームアナリシス研修セミナーは、日本学術振興会の産学協力委員会の一つであるマイクロビームアナリシス第141委員会の活動の一つとして、2010年から開催されています。
また、一部のセミナーは、同委員会が主催する国際会議(ALC)のサテライトチュートリアルとして開催されました。
同委員会は2019年度末をもって解散となったため、その活動を継承すべく日本表面真空学会内にマイクロビームアナリシス技術部会が設立され、現在は同技術部会の活動の一環として研修セミナーを開催をしています。
本セミナーは、開催当初から一貫して全講師参加型の総合ディスカッションに重点を置いており、通常の質疑よりも突っ込んだ議論ができる場を提供しています。
また、このディスカッションを効果的に運用するため、受講者にの皆様に事前に質問の提出をしていただくことで、講師の方々が質問に対して準備する時間を設け、より充実した回答が得られるよう工夫しております。
更に、講師の皆様と受講者の皆様が一堂に介して交流する技術交流会の場も設けており、組織の壁を超えた材料分析分野のコミュニティの形成にも貢献しております。
材料分析の分野は幅広いテクノロジーを底辺で支える重要な技術であり、この分野の技術者を育成することは、日本の科学技術力の骨格となる重要なミッションの一つです。
研修セミナーWGでは今後も最新分析技術を取り込みつつ、分析技術の物理的背景まで理解していただけるセミナーを企画してまいりますので、皆様のご協力とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
セミナー世話人連絡先
mba_seminar jvss.jp
(世話人宛メールへの添付ファイルは極力ご遠慮ください)
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