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令和2年度日本表面真空学会東北・北海道支部学術講演会

東北・北海道支部学術講演会報告

主催:日本表面真空学会東北・北海道支部
会期:令和3年3月4日(木)・5日(金)
開催形式: Zoomによるオンライン開催

 本学術講演会は、東北・北海道地区の当該研究分野で活躍されている日本表面真空学会の会員を中心に、広く学術交流・情報交換の場を提供することを目的としています。昨年度は、弘前大学で開催予定でありましたが新型コロナ感染拡大の予防措置として現地での学術講演会を中止し予講集のみの形となりました。本年度は、北海道大学を会場に札幌で開催予定でしたが、やはり新型コロナの影響は終息せず、3月4日、5日の日程でオンラインで開催することになりました。オンラインにも関わらず、特別講演1件、招待講演4件、一般口頭講演14件、ポスター講演6件と例年並みの講演数となり、参加者も47名の申し込みがあり、活発な討論が行われました。はじめてのオンライン開催にも関わらずご参加くださった講演者の皆様、聴講された皆様に感謝申し上げます。オンライン形式により遠方から駆けつける手間がいらず参加しやすかった一方で、お互いの表情を見ながらの議論、参加者の親睦を深めるための懇親会ができなかったのは誠に残念でした。今回、アクセスの容易さというオンラインの良いところを知る機会となりましたが、一刻も早くコロナが終息し、現地での開催が可能になることを祈りたいと思います。

東北・北海道支部長 虻川匡司

プログラム

特別講演
筑波大学 数理物質科学研究科 教授 日本表面真空学会会長 重川 秀実 先生
「ナノの世界を観る目を研ぎ澄ます!」

招待講演
東北大学 多元物質科学研究所 教授 組頭 広志 先生
「酸化物デバイス表面・界面で発現する新奇量子状態」

北海道大学 触媒科学研究所 准教授 古川 森也 先生
「合金材料を駆使した革新的反応場の創製」

 北海道大学 触媒科学研究所 准教授 高草木 達 先生
「オペランド偏光全反射蛍光XAFS法の開発による動作中触媒表面の三次元構造解析」

弘前大学大学院 理工学研究科  助教 増田 亮 先生
「放射光メスバウアー分光法を用いた表面近傍の原子スケール解析」

一般講演
発表形式:
・口頭発表(発表10分、質疑5分):Zoomオンライン画面共有にて発表
・ポスタ―発表(60分):Zoomオンラインブレークアウトルームにて発表(スライド形式推奨)


学生講演賞受賞者(講演番号順)

【O-06】 ナノポーラスアルミナと濃厚ポリマーブラシを組み合わせた超低摩擦材料の開発
伊藤千紗(鶴岡工業高等専門学校)

【O-10】交互蒸着法を用いた共有結合性有機構造体(COF)膜の作製
加藤将貴(北海道大学大学院総合化学院)

【P-03】MOFへの高温高圧処理による炭素・金属複合材料の合成と機能
佐藤昴汰(北海道大学大学院総合化学院)

学生講演賞規定など
本支部の学術講演会において,優秀な発表を行った学生に対して学生講演賞を授与いたします。

表彰対象者:
本支部の学術講演会において,口頭発表論文またはポスターセッション論文を発表した学生(社会人博士課程の学生を含む)であり,かつ本講演賞をまだ受けていない者であって,以下の項目を満たすものとする。
 1)講演論文の筆頭者であること。
 2)登録された登壇者であり,かつ実際に登壇した者であること。
 3)講演申込み時に,学生講演賞に応募した者。
 4)発表年月日において学生であること。


講演申込締切:令和3年2月19日(金)17:00

参加費:全員無料

問合先
日本表面真空学会東北・北海道支部 庶務幹事 
松本祐司 y-matsumoto(a)tohoku.ac.jp